教室内容 年間トレーニング内容について

運動教室で取り組む内容について書きました。
平衡系や身体面のトレーニング、動きについてが中心です。

体幹・平衡系の運動
・背骨や骨盤、肩甲骨など、体の中心部位(体幹部)の動きを重視します。
・体全体を使った動き、肩と腰が連動し、体幹部から末端へと力をうまく伝達する動きができるようにします。
◎寝返り、ハイハイの動き
・こどもは運動発達の過程で獲得する寝返りやハイハイの動きによって、体の使い方を学習するとともに身体機能を高めます。
・寝返りは、首や背骨、骨盤の動きによって体を回転させます。体の移動、身体操作の基盤となる運動です。体の軸を使った動きを引き出し、また、転がることによって平衡系の感覚を刺激します。
・這う動作は、背骨の動きと肩から腕、骨盤から脚の動きを連動させて、体を移動させます。ハイハイ、高這いでは手足で体を支えます。体重を支えて動くことで、手と足のアーチが育ちます。手足の指がしっかりと曲がり・伸び・開くことが、体を支える土台になります。
・また、手足の細かな動き、器用な動きも、体幹部の動きや自分の身体の感覚が育つことが大切です。体幹から手足へ、粗大な運動から微細な運動へと発達します。

平衡(バランス)能力
・人は視覚や触覚、筋肉や関節、前庭覚からの情報によって、体の位置や傾きなどを把握し体を動かしています。
・体の回転や揺れ、バランス、姿勢や視線の変化によって、平衡系の刺激を与えます。
・座った状態、仰向けの状態から立ち上がるエクササイズなども体幹・平衡系のトレーニングになります。

走る・跳ぶ(移動系)運動
・走ったり跳んだり、体が揺れることも平衡系の運動刺激になります。
・足の動きもですが、体幹部をうまく使えているかが重要であり、這う・四足の動きをしっかりすることが大切です。
・走る・跳ぶ力を育てるとともに、色々な方法やリズムで移動したり跳んだりするトレーニングを通して、自分の動きを周りに合わせる、リズム・タイミングと動きをつなげる能力を高めます。

操作系運動
・投げる捕る技術の前に、まずボールに触れ、慣れ、なじむ、楽しむことを重視します。
・自分の体の近くからの操作感覚、空間認識を広げていきます。
・ボールの認識を少しずつ遠く・高くしていき、スピードや距離感、リズム感をつかみます。
・投げる・捕るのも、手の動きや上手にできるかどうかよりも、体幹から動いているかどうかがポイントです。

ゲーム系運動
・オニごっこの場合は、直線的に走る速さだけではなく、スピードを変えたり止まったり、方向転換するなど動きを変えることも必要です。
・また、周りの状況(オニの動き、周りの人、物、場所)を認識しながら、相手との距離や動くタイミング、走る方向や場所を考えることになります。
・オニが複数になったり、ルールが組み合わさったり、さらにオニごっこから発展させたゲームになると、さまざまな判断、作戦、コミュニケーション、戦術的な思考などが求められます。

・どの運動についてもですが、こどもの場合は、言葉で教えずデモンストレーションをして見せる事が大切です。
・筋・関節・皮膚からの体性感覚(体の位置、動き、力)・運動覚(関節運動の方向・運動の状態)が視覚・聴覚などの感覚の土台となり、視覚・聴覚などが言語や思考を支えます。低年齢ほど「体性感覚」と「運動覚」を重視します。


これらに加えて、顎、足指の動き・トレーニングも大切に考えて取り組みます。
近年のこどもの口(顎・歯)の問題として
・顎が小さく、歯がきちんと生える口腔スペースがない
・噛み合わせ・歯並びの悪さ、低舌位
・口唇を閉じられず口呼吸になることによって、アレルギー性疾患や病気になりやすいといったことがあります。

これら口腔機能の発達には、胎児期からの栄養状態など様々な要素が関わっています。
乳幼児期に気をつけたいこととしては
・授乳姿勢、食事・睡眠時の姿勢
・哺乳や食事での口・舌の使い方
・食事の内容や栄養など

◎口の周りの筋肉、舌の機能を高める体操に「あいうべ体操」があります。
みらいクリニック(福岡県)の医師 今井一彰 先生が考案された、口・舌の体操です。
運動教室の中では、うつ伏せの姿勢で口を大きく開く動きをします。
特に上顎を大きく動かし、口を大きく開けるようにしています。
顎の筋肉は腰、足まで筋膜でつながっています。
顎から首、背骨は運動時はもちろん、普段の姿勢保持においても重要です。

足指の問題としては次のものがあります。
・土踏まずの未形成
・外反母趾・内反小趾
・寝指(小指や薬指の腹が真下ではなく内側に向いている)
・かがみ指(指が曲がっている。上から見ると爪が真下を向いて見えにくい)
・浮き指(指が床についていない)

室内での運動教室の際は裸足で運動していますが、
普段から足指を使って動くこと、足に合った良い靴を選ぶことが大切です。

◎足指の体操についても、ゆびのば体操(みらいクリニック今井先生考案)があります。

ずりバイ・ハイハイ・高這いをする時に、足指を使って機能を発達させます。
親指の発達は言語の発達に関係があるとも言われています。
ハイハイをしっかりとすることが足指だけでなく全身の発達に好影響を与えます。

高橋

NPO法人健康づくりフォーラム
【ホームページ】http://www.hp-forum.jp/

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by hpf-tom | 2017-05-18 12:07 | 2017年度 | Comments(0)