1回1回 叶夢叶夢 卒業に向けて
2017年 04月 06日
先日、3月31日で28年度の教室が終了し
そして4月1日から29年度の教室を開始しました。
卒業、進級、メンバーも変わります。別れも、感動も、色々な思いもありますが
とりあえずはひと区切り、また新たな気持ちでスタートしております。
正直4月の1、2週目くらいは休みにして、新年度の準備や片付け、報告などなどした方が楽かなとも思います。参加者の募集なども、手がさっぱり回っていません。
しかし、1年は52週、年間の教室回数は年末年始の休み、トムトムは第二土曜が休み、志布志は祝日休館の休み、そのほか体育館の都合で使用できないこともあります。台風で休講にしないといけないこともあるかもしれませんし、風邪をひいてお休みされることももちろんあります。年間40~50回しかないのです。
ですので4月の1日だろうが、ゴールデンウイークだろうが、お盆だろうがそんなの関係ないので毎年やっています。←でも今年は休みにするかもしれません。
4月の最初の1回も、3月の最後の1回も、同じ大事な1回なのです。
この1回ですごいコツをつかむかもしれません、この1回がきっかけでものすごい変化があるかもしれません、この日がすごくおもしろくて、ずっと忘れない思い出になるかもしれません。
のんびりしているヒマはなし。1回1回、全力でやらないといけません。
4月1日のトムトムは卒業生はいなかったので、みんな継続&新メンバーが3名。
新6年生が6人。この子たちが中心に、主体的に活動してくれるのを期待しています。
最初のメニューはいきなりドッヂボール
昨年2年生の時から入った女の子、はじめの頃はついてくるのが大変そうでしたが、今ではすっかり平気に
技能的にもですが、ドッヂボールはもちろん他の面でも、態度や表情から積極性が出てきたように感じます。
6年生の子たちも、技術や動き以外の態度、周りの子に対する接し方など、しっかりしてきたなあ、大人になったなあと感じることがありました。
トレーニングがきつい時には、さぼったり、へばったりもするのですが…
今日は終わってから勝手にリレーをしていて、走り自体も良くなったな~と思ったのですが、走ることや競争することに対しての姿勢が前向きになったと感じました。
動きが良くなってくると姿勢も良くなります。
どちらが先というか、どちらも一緒に変わるものですが
背中や腰が丸まり頭が前に出ていたのが、腰が立ち胸が開き顎が引かれた姿勢に変わってきます。
そして体の姿勢だけでなく気持ちや態度、心の姿勢も前向きになるようです。
身体には顎、首、手、肩、肩甲骨、背骨、骨盤、足、指、皮膚
さまざまな部分から、また全体的にトレーニング、アプローチしています。
まずは自分の体に気づくこと、思った通りに動かせること、身体感覚をつかむこと
ここをしっかりとすることです。
自分の身体・感覚があっての技術、思考、戦略、コミュニケーションです。
私は「跳び箱ができなくても良いですよ」とか言っていますが
それは「単にできるようにすることを目的としていない」ということです。
トレーニングとしてスキル完成をねらっていませんので
「上手にできるかどうかは問題ではない」「やってみることが大事」というのは本当ですし、そう声をかけることもあります。
ただし、「上手じゃなくていいよ、楽しくできればいいよ」とか、
単に「楽しければいい」というのとは、ちょっと意味合いが違うのかなと思います。
楽しくできるのは良いことです。が、上手にならなくて良いとは思っていません。
「上手になろう」「できるようになろう」と思っています。
スポーツが上手なこと、試合で勝つこと、これだけに価値があるとは思っていません。
目的や価値観が試合の成績や技術の優劣、特定のスポーツ技術の習得にはないのです。
野球もサッカーも上手くなる、走るのも速くなる、そう考えて指導しています。
身体も強くするぞ、技能も高めるぞ、頭も良くするぞ
技術だけ、体だけ、心だけ、バラバラに別々にでもなく、まるごと全体を良くしたろうと思っています。
運動、身体、学習、知性も感性もひっくるめて全部です。全部。
スポーツ技能面であれば「跳び箱の練習をしないで跳び箱をできるように」しているのです。
その目的ややり方が一般的なスポーツ教室や体操教室とは違います。
どんなスポーツでも全部です。
ここ、大事です。
来年の3月
卒業する6年生
ひと回りもふた回りもたくましくなって…
そのついでにスポーツも上手になっている。
そこに向けて残り52週やっていきます。
ありがとうございました。